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ボロは着てても
 新宿将棋センターでの小中校生将棋大会の手合いを付けながら、私めが初めて将棋道場に行ったときのことを思い起こしていました。親父に将棋を教えてもらったのが小5でしたから、すぐにはとてもいけなかったと思うので、おそらく中学に入ってからのことだったと思います。
 近所の友達の家に行ったおりにふと目にした「赤羽将棋道場」の看板を目指し、とある日曜日の昼過ぎに家を出たときのドキドキ感は未だによく覚えています。
 看板の下の方に書いてある席料はいくらだったか思い出せませんが、中学生の小遣いで毎週一回のペースで行っても破産には至らないほどでしたから、それほど高くはなかったかと思います。アパートの一室に将棋盤が8面置かれていて、お客さんはいつも十人そこそこというこぢんまりとした道場でした。
 常連さんたちは、皆さんきちんとした身なりをしていましたが、ただ一人、みすぼらしい風体の方がいまして、言葉使いもなんか乱暴だし、この人とは当たりたくないなあと思っていました。
 ところがある日、ついにといいますか、とうとうさる方との手合いがついてしまいました。仕方がないので相手を見ないように盤だけ見て指していましたところ、その人の将棋が、今まで指したことがないくらいかっこいい駒さばきをしてくることに気づきました。その人が他の人と指している将棋はこれまでに何遍も見ていまして、失礼ながらいい加減な将棋だなあと思っていたのですが、私めと指すにあたってはまじめに指してくれているのかなーと不思議な思いがしたものです。
 そういえば「人を見かけで判断しちゃだめだぞ」と親父が言ってたけどホントだな、と、そんなことを思いながら指していたら、スパッと飛車を切られて、私めの王様は鮮やかに寄せられてしまいました。
 それからというもの、いろいろと教えてもらいました。
「おい、坊主な。金や銀は、縦か横に二つ並んだ形が強いんだ」「おい、坊主な。歩の上に駒が行っちゃあダメだぞ。駒は歩の下から出て行くんだ」「おい、坊主な。歩を大事にしなくちゃダメだぞ。歩を大事にするヤツが強いんだ」
 ありがとうございました。仰せの通りにしております。 
 
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月刊「近代将棋」編集日記