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A級を死守
 3月3日に行われたA級順位戦最終戦は、本当に”棋界の一番長い日”でした。
 勝てば残留と自力の佐藤は、優勢のうちに駒を進めていましたが、その優勢も端が見ているほどの優位ではなかったようで、木村一流のねばり強い指し回しに、次第に形勢は混沌としていきました。
 終盤の大詰めを迎え、▽6六歩の王手に一分の秒を読まれる佐藤は▲6八玉と引く手で応えました。この手で▲5六玉と上にかわせば佐藤玉に詰みはないことははっきりしているけれど、駒を渡さず詰めろをかけられたときに木村玉に詰みはなさそうだから大変かと見ていた私は、なるほど、下に逃げれば先手玉に迫る手は▽6七銀と放り込んでくるしかないから駒が入るという寸法か、さすがに際どい道を行くものだなあと、感心していたのですが、のわんと、▽6七銀と打てば手数は長いながら即詰みがあったというのには驚きました。
 感想戦で詰みを指摘された佐藤は、目を白黒させていました。木村ももちろん詰みに気がついていませんから愕然としていました。
 ▲5六玉とやれば詰まないことは分かっていた佐藤は、しかしそれでは今ひとつ勝ちがハッキリしないからと迫るなら駒を渡せの▲6八玉を選び、その意図を木村は瞬時に察知したでしょうから、佐藤と同じく先手玉に即詰みが生じているとは夢にも思わずに他の手を選んだのでした。将棋は、つくづく対局者二人の戦いなのだなあと思いました。
 この日、NHK衛星放送では朝から翌午前二時まで順位戦を映していました。全国のファンは、今にも泣き出しそうというか、本当に泣いているような顔つきで盤に向う佐藤を目の当たりにし、将棋の醍醐味を堪能したことと思います。

| - | 13:56 | comments(1) | trackbacks(0) |
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本当に佐藤・木村戦は見てる私たちも緊張しました。
佐藤棋聖の緊張の度合いと、木村八段ののほほんとした落ち着きは対象的でした。
生死の掛かったA級順位戦の醍醐味を味あわせて頂きました。
| midnight-cowboy | 2008/03/06 9:20 PM |
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